《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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行きつけの滝が・・・
2012.07.15
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行きつけの飲み屋はありませんが、行きつけの滝があります。
右京区の菩提の滝。
昨晩の豪雨で、どうなっているか気になって見に行きました。
もちろん川は濁流がいまだ激しく、土砂崩れで道が崩壊しておりました。
道も道ではなく川と化していました。
アスファルトは剥がれまくり、岩がごろごろ、木々は倒れて乱れまくり。
防護ネットも意味をなさず、破れている。
普段は、滝の近くまでバイクで登っていけるのですが、徒歩で登ることに。
途上に女滝があるのですが、益荒男滝と言いたいくらい、どうどうと流れておりました。
映画の幕開きにある荒波のようにざっぱーんと。
菩提の滝の降り口まで来て唖然としました。
階段が崩落して川にはまっている(写真)。
断崖になっていて、ロープを使わないと降りられません。
仕方なく戻ると、一人のお年を召した作業員が清掃をしておられる。
国から予算が下りないと修復にかかれない、秋まではかかるだろうと。
しかも全国規模なので、すぐには取り掛かれないのではないか、と言われる。
夏に行けない滝は、元気なのに出場機会のない運動選手のようなもの。
大変残念です。
黙々と作業をしておられる姿に感謝するばかり。
ちなみに、こういう時期だからか買取の依頼は少ない。
あっても、なぜか新興宗教の本が多い。
中身に関してはとやかく言いませんが、新興宗教ものは信者さんはみな持っている。
古本として買うことはしない。
なぜなら、教団を潤沢にするためには新刊を買う必要があるから。
それで自分の信仰を確かめたり、認めさせたりする。
布教用にただで配るためにも購入したりするので、古本としての価値は皆無です。
少し古い教団で、昭和初期くらいになると話は別ですが。
