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《古書・古本の出張買取》 京都・全適堂 の日記

結婚のあり方を考えてみる

2017.10.13

このかた結婚願望がない。
しかし世間では結婚しているかどうかが非常に気になる様子。
15年もおつきあいをしていた人ともお別れしたので、考えるまでもないと思われることを考えてみたい。

そもそも制度というものに興味がない。
政治にどうこうしてもらいたいというものもない。
結婚制度は子どものためにあると思っている。
なのでできちゃった婚(授かり婚)こそまっとうな結婚理由であると思っている。
それが世間ではとんでもないことのように言われているが、私から見れば体裁を気にしている人の固定観念でしかないように見える。
子どもを育てる制度なのだから、結婚しても子どもができなければ意味はない。
今日では妻が、夫がいないと生活上困るということはまずない。
だから結婚制度は子どものためにある。それ以上でも以下でもない。

人が制度に支配されるのではなく、制度は人のためにあるもの。
だとすれば、子どもができてから結婚するのが自然だろう。
親を安心させたい、世間体を気にして、一人ではなんとなく寂しいからというのはまっとうな理由とはなり得ない。相手を利用しているに過ぎない。

子どものためのほかには、事業上のパートナーというのもあり得るか。
お店を一緒にやったり、動物を一緒に育てたり。
それもありだろう。

先日、十数年ぶりに母親に会った。
電話でたまに話す程度で、とくに話すこともないし毒親の記事にも書いたように、役に立たないアドバイスばかりをしたがる。しかし、よろしくない境遇に置かれていたり、その後もよろしくないことをされてきたので、母も悪いとは思っていて何度も謝られた。
ただそのときはそうしかできなかったので後悔は意味がない。だから母への恨みはない。

一見、そうは見えないので、人からいいところの出でしょうと聞かれて答えると「聞いてすみませんでした」と言われるほど。
ニュースではよく、内縁の夫による子どもへの虐待、ひいては死亡するという痛ましい報道を見聞きする。
シングルマザーにありがちで、家もまさにそうだったのでよくわかる。ニュースになっていてもおかしくはなかった。

シングルマザーの貧困はずいぶん問題になっている。
結婚願望はないが、最近そういう境遇の人と結婚するのはありだと思えるようになってきた。
自分なら連れ子とどう接したらいいかはわかる気がするし、相性があるので合わなければやめればいい。それを無理に一緒に住もうとすると子どもは見捨てられたと感じてしまう。実際、やっていることはそうなのだから。
また、一緒に住まなくてもいいのではないかとさえ思う。
お互いそれぞれの生活スタイルができあがっているので、それを一緒にするのはとてつもないストレスだろう。相手も離婚を経験しているのだから、一緒に住むことの幻想は薄れているのではないだろうか。

私自身は現在、生活に困っている状況にはないので、社会に影響を及ぼすことではないが、助けになれるかもしれないと思っている。
子どもはもちろんのこと、お相手との相性は大切だし、こればかりはご縁だが、わりといい組み合わせかもしれないと思う。
また、子はかすがいという言葉は夫婦をつなぐものという意味合いをもつが、そればかりではない。
結婚して子ができると世間と大きくかかわることになる。
隠居の身を世間につなぐものとしてのかすがいにもなってくれる。

所有欲もとくになく、自分の子どもがほしいというのもないが自分にできる一つかもしれない。
心理学的には過去の自分を癒す補償だと捉えられるかもしれない。
どう捉えてもらってもいいが、現代の結婚スタイルの一つとして適役かもしれないと思った次第。人に話してみてもそう言われた。

同棲も山羊としかしたことのない私だが、母と話して何度も謝られたのを機にこういうのもありだなと。
もしくは子どもの産めなくなった人と施設の子を養子として引き取るという形もありかもしれない。一人では引き取れないので。
実現するにせよしないにせよ、なかなかおもしろいアイデアだと思っているがこれいかに。

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