《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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ケガの功名
2015.07.31
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馬に蹴られて肋骨にヒビが入っていましたが、幸いひと月たたずに完治。
乗馬にも復活。
炎天の下、2時間近く練習しました。
それが不思議なことに、ケガをする前よりスムーズに乗れている。
よくスポーツ選手でもケガをすると、よけいな力が抜けてかえっていい結果を生むことがあります。それと同じで上半身の力がずいぶんと抜けて楽になり、馬の動きについていけました。
専門用語になりますが、速歩から駆歩発進するのが以前は苦手でした。並歩から駆歩ならバランスを崩さずに発進できるのに、速歩からはバランスが崩れて馬に扶助が伝わらない。
これが歩度を縮めることで馬のエネルギーを溜め、スムーズに駆歩へと移行させることができるようになった。
まさにケガの功名。ケガでひとつコツをつかむことができました。
もうひとつの理由として、私は夏になると下駄を履きます。
下駄は靴と違い、足とぴったりくっついてはいない。
つまり、足に下駄を添わせるというよりは下駄に足を添わせなければならない。
まっすぐに下駄に重心をかける。そうでないと下駄がずれてしまいます。
これが足の力を抜いて鐙に重心を落とす練習になっていたものと思われます。
馬にハエやアブがまとわりつく季節。
最初はなかなかこちらの指示に集中することができず、どうなることかと思っていましたが、徐々に集中力を高めていき、最後は順調に終了。
記憶にないくらい汗をかいた一日となりました。
乗馬の前に、乗馬クラブから20分ほどの美山にある動物ふれあい喫茶「おくどさん」におじゃましました。
ミニヤギ、ミニブタ、ウサギなどにじかに触れ合えます。オーナーは元動物園の飼育員なので、動物の扱いには慣れたもの。
しかも知らずに行ったのですが、まだ2週間の赤ちゃんヤギ2頭(写真)に出会うことができました。
うしおも最初はこんな感じ。人馴れもしていてとてもかわいい。抱っこしまくってやりました。
赤ちゃんに会えるのは今のうちですよ。
http://okudosan.es.land.to/index.html
日本の原風景が広がる南丹市は、行くたびに清清しさを覚えます。
随神ヤギ染め上げる大夕焼
筋ひとつ背骨に残し汗の玉
蜩や人馬見据える先ひとつ
