《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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新しく古きレコードプレーヤー
2015.08.14
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DENONのDP-900M2のプレーヤーが、なぜか45回転だけ遅くなる。
クオーツロックを採用しているため、いかんともしがたく。
しかしDENONに修理を出しても問題が見つからずということで返却されてきたので、1年たたずに新たなプレーヤーを購入。
今回はBBG京都店でTEACのTN400。40年前の代物。(写真)
ダイレクトドライブ方式で、マグネフロートを採用しているので、ターンテーブルの動きはスムーズ。速度調整が手動でできるのも今回の決め手のひとつ。
トーンアームはオーディオテクニカのAT1503で、メインカートリッジであるオルトフォンのSPU-GEの重量にも対応可能。
やはりいつもはじめはなにがしかのトラブルが起こる。
今回は音が出なくなり、BBGさんに聞いてみるとカートリッジがアームに接触していないのだろうと。アームとカートリッジの相性というのがあり、アームの接続部を割り箸でつついて定位置に戻す。それからカートリッジをつけるとたしかに鳴りました。
しかし、さらに右スピーカーからザラザラしたノイズが発生。これは以前からもいくらかあったものではありましたが、これも問い合わせてみると、アームのセッティングによるものだと判明。
しっかりアームの水平をとること、さらに針圧をしっかりかけなければならなかった模様。
何十年とたっているカートリッジなので針のついているゴムのダンパーに柔軟性がなくなっている。
そのため、多少セッティングが合っていなくてもダンパーでカバーしていたのが、きっちり水平をとらないとすぐにひずみが出てしまう。
針圧はSPUの場合、3,5程度で十分のところ4,5にしてひずみが出にくくなる。やはりダンパーが硬くなっているので。
スムーズに安定して鳴ってくる、それだけでいいのですがそれがビンテージものは難しいところ。
新品だとカートリッジのついていないプレーヤーは少なく、アームをつけられるものとなるとべらぼうな価格帯になってしまう。
SPUをつけないということなら、選択肢はずいぶん広がるのですが、罪なカートリッジにはまってしまったがためにやむなし。
ちなみに、BBGのお店にはカセットテープが置いてあり、こんなものが売れるのかと聞いてみると、今カセットブームなんだとか。
CDをカセットテープに落として聴く人さえいるのだとか。
音質はレコードにはかなわないはずですが、このような記事を見つけました。
-なぜ今さら? 若者がカセットテープに注目する理由-
http://nikkan-spa.jp/623613
記事の若者のコメント「めんどくさいけど、カッコいい」ということか。
当店は古書店ですが、オーディオやレコードも取扱いいたします。
お盆も休まず営業しておりますので、整理されるものがありましたらご連絡ください。
