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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

体を動かす

2011.07.26

古本屋をやっていると、基本的に体を動かすことがほとんどない。
当然、重い本を運ぶことはあるが、それ以上のものではない。

これまで、スポーツをやってみることも考えないではなかったが、日常の動作とは別の動きを続けることはなかなかに難しい。
たとえば、ヨガや太極拳など興味はあるものの、続かないとわかっている。
合気道にも関心があって体験に行ってはみた。しかし、先生が部屋に入ってくるなり、素早くそちらを向いて座りなおし、頭を下げるというような主従関係が苦手でそれきりになった。

ただ、スポーツという観点で捉えたことはなかったが、一つだけ十数年続けていることがある。
朝の新聞配達だ。
20歳のころ、新聞販売店の店長だったことから、途中教師をやったりで中抜けしたことはあっても、そこでずっと現場の管理を兼ねて朝刊を配っている。
バイクではあるが、下りては走る。走らない人も多いが、私は体を動かすことが目的なので走っている。
古本屋だけでも今のところはやっていけているので、半ば趣味と言ってよいだろう。
動かさない体を少しでも動かし、かついくらかの収入にもなる。
これが続いているのは、日常の生活に組み込まれているせいだ。

寒暑、風雨など厳しい面がないことはないが、それもまた四季を感ぜられる縁となる。
俳句詠みでもあるので、ネタにも困らない。
個人的には夕刊は交通量が多いので、あまり好きではない。
朝は空気がきれいで、ほとんど誰もいない道を走る。
丑の刻に起きるので、そこから暁を望むのはこの上ない至福である。
私の立場上、日によって配る区域が異なり、半分は山手である。
鹿や猿は当たり前、ときには猪にも見える。熊にさえ一度遭遇した。
予想外な出会いもまた、楽しみでさえある。

配達のお陰で体調が維持されている面は大きいと思われる。
柔軟性は配達ではなんともならないので、あとは日常にそこを組み込みたいと考えている。

・本日の古本川柳
「本店」を「本屋」と見紛う職業病

写真は配達時に撮った空。

体を動かす

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