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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

みぞおちと便通

2015.11.23

便秘は万病のもと。大腸がんにもつながるので、その仕組みについて少し意識してみました。
  快便をもたらすものには、食物繊維を含んだ食事、早めの就寝、過度なストレスをかけないといったことが挙げられますが、今回はみぞおちの動きが便通に大きく連動するという話をしてみたいと思います。大正製薬の便秘薬コ―ラックのサイトがわかりやすいのでそれを参考にしながら。 http://www.taisho.co.jp/colac/sub07_a.html
  img_daityo-ugoki 食物は栄養分が小腸でほぼ吸収され、大腸に移動しますが、この時点ではまだ液状です。回腸から上に上がる上向結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸と来て排便に至ります。大腸の蠕動運動が進むにつれて固形化していくわけですが、便秘は早い時点では下行結腸での半固形状の時点で留まってしまう。たいていはS状結腸にたまって直腸に入ってくることで便意を感じる。直腸に「たまってるよ、出るよ。」というセンサーがついているわけです。センサーが反応して肛門が開く。これが直腸に入ってこずにS状結腸でとどまっていると、センサーが反応しようがない。直腸までもうひと押しする必要があるわけです。便秘になると、たまっている下のほうばかり意識しがちになりますが、実は排便には胃が大きく関係していることはあまり知られていないようです。「胃-大腸反射」といって、空腹の胃に食物や水分が入ることで刺激を受けると、大腸が動き出す。よって大便が直腸に進んでいくという仕組み。晩は就寝前4時間前までに食事は済ませ、早寝をし、朝食を摂るというのはすべてこの「胃-大腸反射」のためと言えるでしょう。しっかり空腹にしてそこに刺激を加える。朝食ならずとも、目覚めてから水分を摂る。これだけでも反射は起きます。

さらに胃を刺激するために、効果的なのが呼吸によって胃への刺激をもたらすというもの。呼吸によるとはつまり、横隔膜の上下の運動によって胃が刺激される。みぞおちが固いとこの上下の運動はスムーズにいきません。私もまだ固いのですが、静坐を続けることでみぞおちをやわらかくという意識だけは持つようになりました。少しでもやわらかな呼吸ができ、みぞおちが少しでも落ちると、胃が刺激されるのがわかる。すると便意が起きる。みずからの体験を通じてなるほどと感じましたので、みぞおちと便通の関係を考察し、シェアさせていただきました。ふだんなかなか耳にしない情報だと思われます。しっかり呼吸ができるということはしっかり横隔膜が動いているということ。みぞおちを意識することで呼吸は深めていくことができ、深まりのバロメーターともなります。ご参考まで。

   写真は当店の二宮金次郎さん。タイトル「薪さらにリュック」ふとやってみたことですが、聖書の言葉が思い出されます。マタイ11:28 「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」薪が軽そうだったもので・・・。ついつい。

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