《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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ひさしぶりの落馬
2015.12.14
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京北にある乗馬クラブにもかかわらず、12月にしてはさほど寒くもなく、乗馬日和となりました。 ほぼ毎回乗せてもらうのはこの子、レッツゴーカップ君。 芦毛の白馬のはずが・・・今日にかぎって別人(馬)かと疑うほどに茶色く変身している。 泥の中を寝っ転がったようで、乗る前にこんな状態になっているのははじめて。馬というよりロバ。
最初は重たい(なかなか動いてくれない)馬だと思っていましたが、毎回乗っているとお互い慣れてくるもので、速歩から駆歩発信もずいぶんスムーズにできるようになってきました。 ただ、この子は左手前(左回り)は得意で、右手前(右回り)が苦手です。なかなか右手前を出すことが難しいのが難点。これもこちらの技術が上がれば克服できることかもしれません。 性格もおとなしく、かわいらしい子。
お天気も良く、調子がいいと好事魔多し。 障害飛越の練習をしていて、バーを飛んで着地したときにバランスを崩して落馬する。 もちろん馬のせいではなく、しかも一番低い高さなので自分の乗馬技術のなさによるもの。 これまで3,4回落ちましたが、2,3年ぶり。 バランスを崩すとどうしても何かにしがみつこうとして前方に乗り出してしまう。しかし、馬は前へ進んでいくので、身体は後ろへ残さなければバランスが取れない。それを同じように前に行けば落ちるのは当然の理。落馬しないに越したことはないのですが、幸い落ちてもけがをしたことはない。落ちるときは冷静に上手に落ちようとは落ちるときに思っています。 馬を御するとは、自身を御すること。馬が御せないということは自分も御せていないと証してくれている。
馬をクールダウンさせるときに山道をいつも歩きます。誰も通らない暗い道を馬に乗っていると、時代劇で見る脇から山賊が現れるシーンを思い出します。昔はこうやって馬で旅をしていたんだなとタイムスリップする感覚を覚える。木々に囲まれながら馬と静かに歩いていると、馬の脚運びを感じながら意識は瞑想状態にある。 ホースセラピーならぬ、ホースメディテーションと名づけてみましょう。語感もなかなかいい。