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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

駆馬神事―藤森神社

2016.05.05

伏見の藤森神社にて。
極端な人混みぎらいですが、教えていただいて一度は見ておこうと3時の部を見学。

馬の神事としては、流鏑馬や競馬(くらべうま)が有名ですが、駆馬は藤森だけだそうです。
馬上で逆立ちをしたり、馬の腹にぴたっとくっついて姿を隠すなど、アクロバティックな乗り方をします。
武士には必要な乗り方なのでしょうね。

 
待機中


鳥居へ向かう


走る


逆立ち

終わってから一斉にみなが駅に向かうのが嫌なので、途中で抜けて帰りました。
電車に乗っていても鞍に乗っているのと同じように感じてくる。
丹田の一点で支える意識でいると、身体をゆったりさせることができます。

中国の古典に「三上」というのがあります。
文章を考えるのにもっとも適した場所は、「馬上」「枕上(ちんじょう)」「厠上(しじょう)」の3つだと。
よいアイデアを思いつく場所として、今でも引用されることが多い。
枕上は寝床、厠上は便所。馬上だけが現代では馬を普段使いする人がほとんどいないために一般的ではありません。
しかし、ひと昔前まではおばあちゃんでも馬で移動していたのですから、特別扱いする必要はない。
3つの場所はリラックスできる場所なのですから、馬に乗るのもやはりリラックスして乗る。
そして、馬上だけでなく、馬から下りたときも馬に乗っているときのように座る。先ほど述べた電車でもそう。
そうするとすべてが馬に乗る練習になるとも言えます。

いつもお話している静坐と同じ。
静坐も乗馬も腰を立てて丹田に力が入るのは同じ。
行住坐臥すべて静坐であり、乗馬であると意識していたいもの。
歩くことは静坐に効あり、と岡田虎二郎の語録にありますが、乗馬は静坐に効あり、静坐は乗馬に効ありなのでしょう。
とにかくゆったり丹田の一点に収めることが修養ですから。

 一心に不乱に駆馬本殿へ

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