《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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奈良・天理 桃尾の滝
2016.05.24
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連日、真夏日が続きます。
奈良は天理にある桃尾の滝へうしおを連れて行ってまいりました。
平日とはいえ、駐車場も整備されており、山登りせずともすっと行ける滝。
落差も20メートル以上あり、なかなか雰囲気の良い滝でした。
滝行に使われている滝のようで、滝壺はなし。
打たれたい欲求にかられましたが、先客に女子三名がいたため断念。
平日にもかかわらず、これだけ暑く交通の便も悪くない滝となるとぽつぽつ人が来られます。
とはいえ、2時間いて数名ですが。
滝から急な坂道を登っていくと、真言宗の大親寺へ。
新緑が美しく、ほほえましい石仏が並んでいました。
石仏に導かれるままに歩き、また桃尾の滝へ戻ってくる。
その後、天理と言えばラーメンなので、商店街で天理スタミナラーメンを食べる。
さすが天理教の都市だけあって、黒服を着た老若男女の信者の方の多いこと。
天理教専門の店も多く、古本屋も天理教コーナーがあるほど。
本殿だけでなく、建物もそれっぽい造りのものが多い。
オウムの麻原彰晃が夢見た都市というのもわかる気がします。
どの宗教団体にとっても羨ましいかぎりでしょう。
しかも、高野山のようにそれほど昔の宗教でもない。
黒服を着ているからといって、何の変哲もない人たち。
「陽気ぐらし」は宗教らしくない一般的な教えなので普及したのでしょうか。
その後、石上神宮へ参拝して帰宅。
いくつかここでも詠句。
川淵に羽休ませり夏の蝶
己なる不動明王なる瀑布
滝止まり不動明王動き出す
石仏の導くままに夏の山
石仏の穏やかなりし木下闇