《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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はじめての金閣寺
2016.07.21
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京都に住んで20年余り。
はじめて金閣寺へ。
そもそもはじめに住んだ場所が金閣寺近辺。
はじめて京都銀行の口座を作ったのも金閣寺支店。いまだそのまま。
ちなみに、仕事上の口座は以前店舗があった銀閣寺支店。
ずいぶん寺めぐりをしてきにもかかわらず、行かなかった理由はただ一つ。人混みが嫌い。これに尽きる。いつも前を通るだけで尻ごみをしてしまいます。
実は京都に来た当時、新聞配達をしていて金閣寺も早朝に配達していましたし、縁はあるのだから、一度くらいは見ておかなければと思っていました。
ようやく、出張買取のついでに寄ってみようとふと思い立ったわけです。
平日の暑い昼間なので少しは人混みもましかなと。 入ってびっくり。
9割以上は外国人旅行者でした。
先日、奈良に行ったときも思いましたが、観光地はほぼほぼ外国人でにぎわっている。
建物はまあ、こんなものかという感じでした。
中を見るのは特別拝観のときだけだそうで、年に一度程度だとか。
仏像や襖などを見たかったのですがかなわず。
驚いたのは庭に作られた滝の名が竜門の滝。
先日行ったばかりの吉野の滝と同じ名前。
境内にやたらと店があり、茶室前にまで賽銭箱があったりと、静かに参拝するところではやはりありませんでした。
最近は山城や奈良の人のほとんど来ない寺のよさをしみじみと味わっています。
殺到されると困りますが、外国の方が日本を味わいたいなら、アミューズメント化されている有名な寺とは違った趣のある寺のある田舎を教えてあげたいところ。
そういった場所は日本人でさえあまり知らないのではありますけど。