《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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投石の滝・たかすみ温泉・文庫(東吉野)
2016.07.29
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東吉野は投石(なげし)の滝へ。
距離はあるものの、県道沿いでよく整備されている。
きれいな直瀑ですが、よく見るとXのように真ん中で交わってまた流身が開かれる。
スレンダーな女性を思わせます。
滝そばの不動明王が苔むしていて、そこまで近寄ることができます。
そのほか近場の滝2つも寄ってみるつもりでしたが、ガソリンの残量があやしく、また投石の滝で十分堪能できたので帰途に就く。
たかすみ温泉の看板を目にして温泉に浸かる。
ヒノキ風呂と露天風呂が心地いい。
たかすみ温泉には同じ建物内にたかすみ文庫があり、吉野は俳句によく詠まれるので著名作家の遺墨や書画が展示されています。
入場料200円にも関わらず、希望者がほとんどいないようで受付の方が部屋の鍵を探し回っておりました。
温泉にはそこそこの人。
ここから言えることは、温泉は商売になるが俳句は商売にならない。
吉野はあちこちに句碑が建っているようで、なんとたかすみ温泉の入口には私のもっとも好きな句碑が。
水原秋桜子の「冬菊のまとふはおのがひかりのみ」。
吉野、とりわけ今は東吉野にはまだまだ行くべきところがあります。
これもほとんど買う人がいないようですが、東吉野ガイドブックを購入。
夏は東吉野を散策となりそうです。
夕凪に重さを知らぬ懸仏
竹の道くぐらば青き青野かな
枯れつつも枯れつつあるの四葩かな
瀧浴ぶる不動明王苔むせり
Xに身を引き絞り放つ滝
むすんではひらき落つるや滝壺に