《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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霹靂の無音岡本太郎の忌
2017.01.09
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大正のランプシェードや枯蓮
出張のついでに、ひさしぶりに北山の植物園へ。
蓮の見事な枯れっぷりに大正時代のランプシェードのたとえが浮かびました。
「ウメコウジ、コウエーン!」叫ぶ冬休み
梅小路公園で抑揚つけて叫んでいた子どもに笑ってしまった。ま
えにも冬休みの句を載せましたが、せめて休みのときは、子どもは点数のことは忘れて自由を感じていてほしい。 霹
靂の無音岡本太郎の忌
1月7日は岡本太郎の命日。もう20年くらい前。
当時、私は新聞配達をしていたので、朝刊が販売所に届けられたときに一面記事を見て知りました。驚いたのを覚えています。
「芸術は爆発だ!」と変わり者の芸術家としてのイメージが定着していますが、本当は爆発とは静かに己を宇宙に開いていくことだというように著書には書かれている。
爆発に音はしない。なので霹靂の無音。
母の岡本かの子は「かの子忌」という季語があるのに、太郎にはないようです。
もう20年たつのだから、「爆発忌」でもあってもいいんじゃないかと。
爆発忌ならまた誤解を増幅させるかな。