《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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ずらり本古書組合の市始
2017.01.14
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ずらり本古書組合の市始
初市といって想像するのは魚や野菜といった市場でしょうが、古書の世界にも市場があります。
古書組合というものが大体全国の都道府県にあり、組合に加盟している古書店主が集まって本の売り買いをしています。
古書組合でも初市ということでいつもより多めの出品があります。
入札は魚市場のようなそれぞれ入札額を釣り上げていく振りという発声方式はあまり行われません。
京都では回し、置き入札が主で、テーブルを囲んで1冊もの、束になっているもの、袋に入っているものなどが回されていきます。
そこでほしいと思ったものには袋に入札金額を入れて次の人へ回していく、だから回しと呼ばれます。
置きは、回せないほどの大荷物。大量の全集ものやかさばる大型本などが床に置かれ、それぞれまた札を入れていきます。
受験へず受験指導す塾講師
ウカールを手に受験生はにかめり
この塾講師というのは以前の私のこと。
受験勉強を一度もしたことがないのに受験指導をするというのは不思議なものですが、やってやれないことはないものです。
当時、受験生にはウカール(スナック菓子カールが受験シーズンにパッケージのみ変えたもの)をあげていました。
ただやはり受験指導には違和感をぬぐえず。
風花であり湯の花と出逢ふまで
晴れの日にちらほらと舞う雪を風花と言います。
露天風呂には湯の花が浮かんでおり、湯の花に出会うと風花は消えてしまう。
露天風呂に浸かりながら詠んだ一句です。