《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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大寒や印を結べば仏像に
2017.01.21
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大寒や印を結べば仏像に
二十四節気でいうところの小寒を過ぎ、大寒へと突入しました。
こうなると坐って印を組むとそのまま固まって仏像になってしまうよう。
煩へるほどの想ひよ雪しづり
雪垂(しず)りとは、雪が重みで木の枝などから落ちること。
人にはいろいろな想いがあって、それを重荷と思うこともありますが、それくらい想っているということでもあって。愛
憎相半ばとも言います。想いが強いほど負担にも感じる。
子育てもまたそうなんでしょう。重荷に感じてきたときはふっと想うがゆえのことと省みれば中庸を保てるかもしれません。
コーヒーのドリップ三滴しずり雪
これもしずり雪。
ドリップを眺めていてどさっと。珈琲の黒の背景に現れる雪の白。