《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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冬座敷ありをりはべりいまそかり
2017.02.02
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ぽこあぽこぽこあぽこぽこ日脚のぶ
ポコアポコは音楽用語で少しずつの意味。
少しずつ日脚が伸びて春に近づいていっている。
冬座敷ありをりはべりいまそかり
古文の授業で覚えさせられた方も多いのでは。
ラ行変格活用の動詞で4つしかない。
すべてそこに居る、座っているという意味になるが、はべりは謙譲語で、いまそかりは尊敬語。
つまり、冬座敷という季語を持ってくることで上下関係のある人たちが座っている様子を表してみた。
寒の水飛びこむ速さ出る速さ
勢いよく水に飛び込んだものの、あまりの冷たさにすぐに出てきた。
間近で見てすぐに句となった。
今日の句はどれも楽しんで詠んだもので川柳に近い。