《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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白梅の日でありにけり白ワイン
2017.02.22
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永き日や暮るるを待たず赤ワイン
白梅の日でありにけり白ワイン
赤いワイン白いワインと寒明忌
すべてワインの句。飲むのはドイツワインばかりなり。
近所の酒屋さんがドイツワインにこだわりがあってありがたい。
そうそう置いていないので。
写真のワインはどちらも美味。
とくに左の白のKARL ERBES。
急斜面で作られ、ブドウの粒も小さめなんだとか。
なので収穫するのも大変で、ブドウの量もたくさん要る。
少々価格はするが、それを考えれば安いほうだと店主の言う。
寒明忌は碧梧桐忌。
2月1日が河東碧梧桐の命日なので、それに近い寒明の忌ということでもあるようだ。
もちろんこの句は碧梧桐の「赤い椿白い椿と落ちにけり」を念頭に置いている。
新傾向俳句となっていってしまうが、この句は本当に名句だと思う。
新傾向俳句はどうせなら短歌にしてほしいと思うものが多い。