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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

法螺吹いて門跡の庭朧なる

2017.02.21

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螺吹いて門跡の庭朧なる
  

近くに出張に来たので、昨年に続き聖護院へ。
はじめて法螺貝を吹く。なかなか音が出ない。
注意書きにはトランペットのように、唇を震わせる感じでとある。ど
うやっても音が出ないので、通りがかった僧に聞いてみると横笛のような感じで吹くのだと。
修験道は岸壁に立って吹くことがあるので、まっすぐに吹くと視界が遮られて危険だという。
横に向けて吹くとたしかに音が出た。
抑揚をつけるのは難しいが、なかなか染みるいい音。
庭も朧となりゆきて。    


影なせるカーテンの襞月朧
  

これも朧の句。
窓から朧月を眺めていて、カーテンの襞の影が映っているという情景描写。    


蟹の殻カラカラ積まれ多喜二の忌
  

2月20日は小林多喜二の忌。『
蟹工船』は読んだ人も多いだろう。白黒でもカラーでも映画化されている。
数年前に、共産党支部で夏に映画が上映されていたので見に行ったが、蒸し風呂のような暑さで蟹工船にいるような臨場感があった。  

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