《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 | 日記 | 脊椎のぐにやと蛙の目借り時

◎近畿一円、出張いたします。 一般書から学術書・専門書、現代から江戸(和本)まで。

Top >  日記 > 脊椎のぐにやと蛙の目借り時

《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

脊椎のぐにやと蛙の目借り時

2017.02.25

春一番上る下るの京の町

春一番とは、立春後にはじめて吹く強い南風。
よって暖かいイメージがあるかもしれませんが、春一番が吹いた後は寒の戻りになることが多いよう。
京都では4年ぶりに観測されたそうです。
碁盤の目になっている京都の通りでは春一番も通りやすいでしょう。
上ル下ルがいつの頃からかひらがなの上る下るに変わったよう。
読み方はあがるさがるですが、京都出身でない人は大方知らないでしょう。
私もようやくなじんできた感じ。  


脊椎のぐにやと蛙の目借り時

「蛙の目借り時」これもおもしろい季語です。
春眠もそうで、とにかく春に蛙が鳴くころの眠くなる時期。
最近夕方にやたら眠くなり、がくんとなる。
めかるは「妻狩る」で交尾をするところから来たという説もありますが、あの眠そうな目を借りたから眠いのだと思うと笑えてきます。

  
登校を見守る窓辺雛かな  

雛人形はこのかたまったく縁がないのですが、窓からこちらを見ている雛人形のお宅がありました。
昨今、防犯カメラの必要性がずいぶん言われていますが、視線と言うのが犯罪抑止力になるのは知られているところ。
子どもの健やかな成長を見守り、行き交う人をも見守っている。
家の中だけでなく外にも目を向けている雛はいいものだなと。
ちなみに雛はこの場合、「ひいな」と読ませます。

日記一覧へ戻る

【PR】  中原空手道倶楽部  生ハム専科 ひだり馬  arc  ゲーマーズサロン ライクス  ドラスルカフェ