《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 | 日記 | 年表にただの一行春の闇 陸沈

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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

年表にただの一行春の闇 陸沈

2017.03.19

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年表にただの一行春の闇
  

先日の俳句大会での入賞賞品である図書カード500円分を使おうと、ひさしぶりの新刊書店へ。本屋をぐるっと一回りすると一万円以上買ってしまった。
さらに、その買いっぷりを見てか店長さんが主婦の友社から出ている『世界史MAPS』を勧めてくる。
主婦の友社が力を入れているらしい。
そのおもしろさをひたすらに訴えてくる。
歴史の本は一冊も買わなかったんだが買ってくれそうに見えたのか。
書店で本を勧められるという体験ははじめてなので、本屋さんを応援したいという気持ちもあって追加購入。
新刊書店が頑張ってくれないと古本屋も成り立たないわけですから。
袋もサービスでついてきました。  

開けてみると見ていて楽しい。
立体感を出そうとしているのが伝わってくる。
その真逆を行くのが年表だなとふと思う。
大化の改新も東日本大震災もたった一行。
一行を敷衍していくことが想像力なのだと感じさせられました。

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魂消させられし春濤鷲掴む
  

たまげるは魂消る。まさに魂が消された。

龍天に昇るや記紀に句点なし  

古事記や日本書紀は漢文のみなので句読点がない。
どこで区切られるかは漢文を読めなくてはならない。
それが当時の知識人としての必須であった。
「龍天に昇る」は中国の古事による。
長い身でいつまでも昇る龍と重ね合わせてみた。    


わが影の身の丈知らず日永かな

山茶花の散つて遅日のありありと

永き日や淡海を臨む露天風呂
  

「日永」で詠むというお題で三句詠。
最後の句は昨日、堅田に出張買取に行った帰り、雄琴の「あがりゃんせ」から見た琵琶湖を詠みました。

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