《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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太鼓橋霞んでモネの霞まざり 陸沈
2017.04.21
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著莪の花伝ひ山荘美術館
先日の大山崎山荘美術館。
著莪の花の続く方へゆけば美術館。
太鼓橋霞んでモネの霞まざり
大山崎山荘美術館の所蔵。
晩年のほとんど目が見えなくなってしまったモネの日本風太鼓橋。
ジヴェルニーにあるモネの庭園にある。
実物も目にしてきたが、モネには空気と溶けいらんばかりに見えていたと思われる。
しかし、モネ自身はその揺らぎの中に己を持している。
耕すや天使映らぬミレーの瞳
美術つながりで。
クールベの写実主義、バルビゾン派と行くにつれ、キリスト教の天使や悪魔といった目に見えないものは登場しなくなる。
目に見えるものの中にちゃんと崇高さはある。そう語りかけているようだ。
春の風邪電話口から魔女の声
知人に電話をすると魔女のような声で驚いた。
1週間も風邪が続いているのだとか。
齢を重ねるにつれ、免疫力が落ちてくると声から実感。