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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

春の果秘仏の如来出でませり 陸沈

2017.05.05



春の果秘仏の如来出でませり

一昨日、奈良の般若寺、向かいの植村牧場へ行き、最後に璉珹寺へ。
奈良にはよく来るが、この寺は知らなかった。
5月だけ開かれるようになったらしく、裸の阿弥陀如来立像が見られると雑誌で見た。
袴をつけた珍しい白い阿弥陀如来像。
恵心僧都作となっていたが、鎌倉期の仏像ということで時代的に合わない。
おそらく鎌倉期に作られた平安仏の模造であったのではないかと考えられる。

ふとこのお顔、姿は当時の皇后に似せたのではないかと思った。
法華寺の十一面観音像が光明皇后に似せたように。
何も知らずに帰ってきて調べるとなんと光明皇后がモデルだというではないか。
これには驚いた。不思議なことだし強く縁を感じる。

袴は50年ごとに替えるそうで、職人の家系がずっと続いていることがまたすごい。

風のよく通る客殿にて、籐椅子に座り、庭を眺めながら枇杷茶をいただく。
なんと贅沢な時間。
GWなのにまだあまり知られておらず参拝者もほとんどいない。
あまりの居心地の良さに帰る気にもなれず。


<みどりの日 三句詠>

みどりの日仔山羊食む真似母の真似


みどりの日四肢よりオーラ放ちけり

風迎へ入れてみどりの日の読書

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