《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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赤茶けし巌を弾く滝飛沫 陸沈
2017.05.21
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真夏日が続くので躊躇なく滝に行く。
丹後に2日連続で。
初日は霧降りの滝。
ここはわかりやすくとても心地のいい滝。
滝そばにはめずらしく草原もあり、ごろごろしながらの滝見。
うしおもご機嫌で草を食む。
帰りは琴引浜など海岸沿いを走らせる。
2日目はなんとか丹後に行くことができたので、気になっていた味土野の滝へ。
細川ガラシャの里を目印に行ったが、これがまたわかりにくい。
谷底に滝の音だけは聞こえるものの降り口が見当たらない。
標識もない。
ようやく地元の人に聞くことができたが要領を得ない。
残念ながら今回は引き返すことに。
帰りに「駒返しの滝地蔵」の標識が目に入る。
滝もあるかもと思い、川へ降りていくと5メートルほどの小さな滝だが水量もそれなりにある。一句も得ることができたしよしとする。
幽谷を響けり姿見せぬ滝
赤茶けし巌を弾く滝飛沫
一山を丸ごと活けて竹の秋
これら三句はすべて俳句大学の互選に選んでいただいた。