《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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絵本カフェMebaeで買った絵本
2018.04.17
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以前住んでいた近くに絵本カフェができているのを発見。
新大宮通りのよく行っていたカフェ「昼行燈」の近く。
ふたば書房が運営していて1年半になる。
絵本の数はものすごく多いというわけではありませんが、おもしろいチョイス。
私のいちばん好きな長新太さんの「ゴムあたまポンたろう」もありました。
紅茶を注文し、ほかにお客さんもいなかったのでじっくり見てみる。
2冊購入しました。
どちらも深い内容。
1冊は外国の絵本で、タシエス『名前をうばわれたなかまたち』さ・え・ら書房
顔がりんごなのが不気味。
いじめの話で、いじめられた男の子が自殺寸前にふとした気づきが起こる。
最後の問いかけがスピリチュアル。
もう1冊は、いすずまさし『どうしてそんなにないてるの?』えほんの杜
52歳ではじめて子を授かった著者の戸惑いと、ただただ問い続ける姿勢が共感を呼びます。
なぜ赤ちゃんはひどく泣くのか。
単純なようでいて泣くのにはさまざまな理由があるのかも。
男親ならではの問いの連発。
本当のところはわからないかもしれない。
しかし問いとは寄り添うことでもあるということが伝わってくる。
どちらもほとんど知られていない絵本ですが、ぜひ手を取って見ていただきたいもの。
左京区の絵本カフェ「響き館」にも最近はごぶさたしていますが、絵本のおもしろさを教えてくれるところは少ないので、機会があればまた寄るつもりです。
みなさんも、ゆっくりお茶を飲みながら絵本を読むひとときをもちませんか?