《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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マニアに片足を
2012.01.21
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オーディオマニアの方は音質を追究するあまり、音楽を楽しんでいないという人が結構いるように見受けられる。
あれこれいじっては音が少しでも変わることを期待し、一喜一憂する。
音楽ではなく音を楽しんでしまっている。
そうはならないために、ある程度の音にまで達すればよしとしてきた。
マニア一歩手前。
オーディオ3点セットであるプレーヤー、アンプ、スピーカーはそれなりのものを揃えるのはいいとしても、それ以外の細部にこだわるのがマニアと位置づけてきた。
しかし、とうとうマニアに片足を突っ込んだかもしれない。
写真のクリプトンPB-200の電源タップを試したくなりアマゾンから購入した。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002SDXJ78
ノイズを除去してくれるという。
たかがコンセント差込口なのにずっしり重い。
マニアは重ければ音が良くなると思い込んでいる人が多い気がする。
確かにクリアになった気はするが、クリアになるのと痩せた感じは紙一重。難しいところだ。
ただ、タップもまたエージングによってこなれてくる。
1日経っただけでも馴染んできたので、これからいい感じで楽しめると思う。
あまり深入りしすぎないほうがいい世界だろう。
しかし、好みの音で音楽を聴けるに越したことはない。
最近、真空管アンプに興味を持っている。
これまではトランジスターのアンプだったが、やはり厚みや押し出しの強さを感じさせてくれるのではないかと思うからだ。
真空管は過去の遺物だと思われている節もあるが、決してそうではない。
現在もアジアで生産され、新製品も出ており需要はある。
定番のラックスマンの38シリーズを聴かせてもらったが、ここはじっくり選んでみたい。
マニアと言えば、「ピアノマニア」という映画が公開される。
副題も「究極の響きを求めて」。
京都でやらないのが残念だが、おそらくかなり面白いはずだ。
予告編を見ているだけで面白い。
スタインウェイのピアノ調律師にスポットを当てたドキュメンタリー。
ピアニストの無茶とも言える要求に何とか応えようとする。
あのアルフレッド・ブレンデルも登場している。
http://www.piano-mania.com/trailer.html
