《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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永島靖子『句集 眞晝』(書肆季節社)より
2023.07.16
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1982年。
「鷹」編集長。第一句集。
さびしさも透きとほりけり若楓
いちまいの掌が浮いてゐる秋の草
一枚の絹の彼方の雨の鹿
十薬の花のかたちのやまひかな
せせらぎのふたみちなれば蝶に蹤く
橋のたもとに薊一本友の夫
螢火のもつとも強きとき放つ
倉庫街あきれるばかり椿落つ
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永島靖子『句集 眞晝』(書肆季節社)より
2023.07.16
1982年。
「鷹」編集長。第一句集。
さびしさも透きとほりけり若楓
いちまいの掌が浮いてゐる秋の草
一枚の絹の彼方の雨の鹿
十薬の花のかたちのやまひかな
せせらぎのふたみちなれば蝶に蹤く
橋のたもとに薊一本友の夫
螢火のもつとも強きとき放つ
倉庫街あきれるばかり椿落つ