《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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流鏑馬神事
2012.05.04
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昨日は、下鴨神社にて流鏑馬を見に行った。
葵祭の前儀という位置づけとなる。
公家装束と武家装束の2通りがあり、公家装束でも行うのは下鴨神社のみだそうだ。
的が三つ立てられ、射るときに「陰陽」と声を発する。
的に当たったときの「カン」という音が心地よい。
すべて当たれば「皆中(かいちゅう)」というが、なかなかやはり難しい。
今年は結構当たったほうらしいが、外れのほうが多い。
1の的は比較的当たりやすいが、2の的、3の的となるにつれて確率が下がる。
1の的を外すとその後はさらに難しくなる。
リズムを立て直す余裕もない。
落馬をされた方もおられた。
このスピードで馬に乗っているだけでも大変なのだ。
しかも乗馬とは乗り方が違う。
尻をつけずに腰を浮かしたまま、膝も馬体につけずにバランスだけで乗る。
だから鐙が足全体を包むようにしっかりしているのだろう。
とにかく、すごい人であった。
唐揚やらやきそばやらビールやらを売ってあちこちで食べているのは神事にふさわしくない。
ゴミ箱を置いていないから持って帰れというが、それなら売るべきではなかろう。
風邪で朝から調子がよくなかったが、帰ってうずくまるほど悪寒が激しくなる。
春の風邪 悪寒厳しく 我を抱く
写真を撮るにも速すぎて上手く撮れなかった。
you tubeに早速アップされているので、こちらを見ていただければ。
http://www.youtube.com/watch?v=JOPUfdUadc0
