《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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アンプ復活
2012.07.07
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アンプが立て続けに受難に遭ってきた。
ノイズが入っていたので修理に出すも、購入額より高くつくだろうという。
アンプだけは変えたことがなかったが、ほかのものも試してみるかと、同レベルの「SANSUI AU-D907G EXTRA」にしてみた。
音は明澄だ。
しかし、KENWOODのL-01Aの押し出し感がない。
同レベルのプリメインアンプとはいえ、これほど違うのかと驚かされた。
やはり10キロ以上ある別電源の動力はすごい。
オーディオマニアが「重たければいい音がしそう」と言っていたのも、あながち迷信ではないのかもしれない。
ならばと1年保証がつくので、新しい中古(表現が変)のKENWOODをふたたび取り寄せることに。
しっかり鳴ってくれたが、今回はボリューム調整のつまみがおかしい。
止まる個所がなく、ぐるぐる回り続ける。
また修理に出し、本日ようやく帰ってきた。
部品がなかったので代用品を使って固定されている。
なので、感触が違う。前のほうがスムーズだ。
音ももちろん大事だが、使い心地も大事。
オーディオショップのスタッフ曰く、「機械がよく壊れるのはそこに霊がいるからだ」と怪談で言っていたとのこと。
音が気に入ってアンプに棲みついたのかもしれない。
いくらでも聴かせてはやるが、壊さないでもらいたいものだ。
ヴィンテージものはお年寄りの身体のよう。
だましだましメンテナンスをしながら使っていくことを覚悟しなくては。
「2012年本屋大賞」になった、三浦しをん『舟を編む』(光文社)を昨夜いっきに読んだ。
読書会で紹介されていたのを聞いて、興味を持った。
辞書編纂に携わる人たちの情熱と交流が巧みな筆致で綴られる。
辞書ができる工程をしっかり調査した上での小説で、売れてうれしい本である。
埋もれていた文机を引っ張り出してきた。
夜中に『えんぴつで脳を鍛える百人一首』を地味にやっている。
