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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

ホ・オポノポノは念仏

2012.10.21

ゆるいスピリチュアル系の好きな人たちに流行っているホ・オポノポノの本を読んでみた。
ハワイでの伝統技法で、「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛してます」の4つの言葉を言うことで、自らの障碍となっている情報を消去するというもの。
要はゼロ、ニュートラルな場を作るための簡便なやり方である。

読後感として結論から言うと、4つの言葉は何でも良い。
1つでもいいし、言葉は情報を天というニュートラルな場に返すための羽根のようなものだ。
これは何かとそっくりだと思った。
そう、念仏だ。「南無阿弥陀仏」と唱えることで障碍を阿弥陀仏(天)に返してニュートラルな場を作り上げる。
阿弥陀仏が実際にいる、いないはどうでもいい話。
念仏を唱えれば仏も自己もなくなるというのは、一遍上人、妙好人など多くが述べている通り。
念仏に帰するので、仏は重要ではなくなる。
新興宗教では五井昌久もこの手法を取っている。
写真は手元のメモに適当に書いた下手くそな図解。
いわゆる穢れ(情報)をニュートラルな場へ送って消去する。

言葉は重要ではない。
言葉なしでも可能だが、言葉は乗り物と捉えておけばいいだろう。
呼吸法の数息観が坐禅をしやすくなるのと同じ。
方法は様々だが、それがどの場にどういう影響を与えているか、やるならやりながら見届ける意識的なあり方が大切になる。
そうでなければ何も学ぶことはできないだろう。

ホ・オポノポノは念仏

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