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《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

ブックカバー7人衆

2013.03.31

特注で作ってもらった革のブックカバー3種類が届いた。

ashfordのブックカバーが薄手で軽く、感触もよく機能的で個人的にはもっとも気に入っている。
ただ、文庫、新書、四六版(ハードカバー用)の3種類しか商品がなく、特注も受け付けていないため、これにかぎりなく近いものを作ってくれるところを探していた。
既製品の真似事なんぞせん、個性が出せないものは作らんといった頑固な職人もおり、なかなかに困難ではあった。
三条寺町にある桔梗商店で以前、菊判のハードカバー用を作ってもらい、出来る範囲なら要望も聞いてもらえそうなので、こちらでやっていただいた。
ashfordは水牛の革だが、こちらは馬革。とはいっても同程度の薄さで感触も大きく違わない。
デザインはもちろん、ステッチまで同色で真似してもらった。
色は黒とチョコ。黒には紫のステッチ、チョコには赤のステッチ。

ネットで検索して注文をいくどかしてみたが、やはり現物を見ないとダメだ。
見た目は良くても裏地がボロボロ取れてくるなど、必ず不具合がある。
そもそも革のブックカバーにそれほど需要があるわけでもなく、かつ革職人にそれほど本にこだわりがあるわけではないのでやむなし。

写真手前から文庫・文庫トール・新書・四六判ソフト・四六判ハード・菊判ソフト・菊判ハードとなり、全部で7種類。
サイズがまちまちな大型本と特殊なサイズは除き、本の判型はこの7種で占められており、これでほとんど対応できる。

まだ改良の余地はあるが、仕上がりにはかなり満足である。
縫製さえ丈夫なら、長く使っていける代物になるだろう。
使えば使うほど味わいも出てくるであろうし、ぜひそうなってほしいものだ。

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