《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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ヤギ育児の参考に
2014.03.25
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鴨川でヤギ飼育の啓蒙活動中?ですが、誰も飼おうという人はなく。
ヤギに関心のない人にはまったく必要のない情報を提供します。
1・エサ
人工哺乳で2~3ケ月で草に完全移行。
粉ミルクも家畜用から人間用へと徐々に切り替え可能。
草は乾草。農協で圧縮チモシー20Kgで2千円台。子ヤギなら何ヶ月ももつ。
少し濃厚飼料を混ぜる。糠やトウモロコシ(これも農協で20キロ千円台で手に入る。)を少々。
濃厚飼料が多いと下痢のおそれがある。
水はあまり飲まないが、飲みたいだけ飲ませる。
ミネラルが不足するので、岩塩を置いておく。
2・小屋
外で買う場合は、犬小屋の大きいものを。
トイレのしつけは根気強くやればできるらしい。ヤギスケもこれから訓練させる。
ケージの中なら、網すのこを敷くと下に糞尿が落ちる。ただ、ヤギはケージに尻をこすりつけるようにするので、ケージの外にもばら撒かれる。
哺乳のときは軟便のため、動き回ると周囲が惨状になるので注意。
3・芸・しつけ
you tubeの動画にもアップしましたが、二本足でダンスが可能。
待てもできます。
トイレトレーニングはこれからなのですが、足を踏ん張るのががおしっこのポーズなので、そのときに指定場所へ連れて行く。できれば軽くご褒美。
糞は走りながらでも何食わぬ顔でするので兆候なし。尿ができれば糞も同じようにするのか、そのあたりは不明。
4・鳴き声
これが大きな問題でしょう。
人工哺乳で育てるとなつきはしますが、一人になるとかなりメーメー鳴きます。
人間の赤ちゃんの大泣きに比べればましかもしれません。
離乳して大人になれば収まるかもしれませんが、個体差がある。
いずれは外に出したい気持ちはありますが、町中で飼うなら、一生座敷ヤギとする覚悟がいるでしょう。
それにしても、子ヤギの朝のメーメーはなんとも言えずかわいらしいです。
これを聴かせてあげたい。
ちなみに、うちにかぎってかもしれませんが夜鳴きはしません。
晩の8時ごろには眠くなり、朝の6~7時半にメーメー鳴き出します。
夜鳴きがないのはありがたい。
5・散歩
犬と違って駆け回りたいという欲求はあまりないようです。
走るときはエサがあるとき。
気分転換とおやつがわりに草場へ連れて行きます。
哺乳のみで草に興味がない時期は、リードなしでもぴょんぴょんついてきますが、草を食べ始めると道草ばかり食うように。どちらにせよ、ヤギは高いところが好きだし、突然走り出すことがあるのでリードは必須です。
6・獣医
ヤギを診てくれる獣医さんは少ない。というか都市ではまずない。京都市内でようやく一軒見つけたのが伏見区のさと動物病院。臭いや攻撃性を抑えるのに去勢をしてもらいましたが、ペットとしてのヤギが来たのははじめてとのこと。
ミニヤギと呼ばれるものは基本的には在来種なので、病気には強いと言われている。
ただ、年に一度くらいは駆虫剤をもらい、腰麻痺予防をしてもらったほうがいいかもしれません。
そのほかにもいろいろとありますが、さらに詳しく知りたければ、お問い合わせください。
家でヤギを飼うマニュアルはないので、試行錯誤の日々。
座敷ヤギの飼い主は道なき道を歩まざるを得ません。
当店は古書店なので、まず気をつけるべきは本をかじられないようにすることです。
写真はケージの中のエサ入れ(風呂桶)に自らはまるヤギスケ。
