《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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股の間から
2014.06.16
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昨日は下京区の今までに伺ったことのない惨状? のお宅へ。
ごみ屋敷に匹敵するお部屋で、持ち主の方はお亡くなりです。
急死されたということですが、学生マンションの一室を主に本の置き場所にしていたようです。
最初はベッドもあって普通に寝泊りをされていたようですが、ベッドの上はもちろん、天井付近まで本、CD,ビデオが雑多に山積み。玄関を開けて浴室の前になぜか机があり、それを乗り越えて入っていく必要がありました。
もしかしたら、浴室の中にも荷物が詰め込まれていた可能性はありますが、机を出すことは容易ではなく、とりあえず掘り出して掘り出して出した本、ダンボールにしておよそ60箱以上。
3階のお部屋でエレベーターもなく、階段で下ろす。
朝9時から昼3時過ぎまでほとんど休憩なし。
普段はなるだけ身体に力を入れない持ち方で運ぶようにしていますが、さすがに身体が痛い。
取り壊し寸前の廃屋や、雑多な倉庫、数十年放ったらかしで埃まみれ、ネズミの糞だらけのお家など、さまざまな場所へ伺ってきましたが、今回は衝撃度でトップレベル。
これから整理するのが一苦労です。
さて、気がつけば股の間からヤギが覗いているではありませんか。
先日の山羊の競り市からついてきたのでしょうか。
ということはなく、競り市で買わないでおこうと思っていたのに買ってしまったわけです。
競りの方式は千円単位で上げていき、自分に割り当てられた番号札を肩から上に上げておき、競りを降りるときは札を下げる。
ある程度の価格までは出そうとしていましたが、そこまで来ても競っていたので下ろしました。
しかし、競っていたのは出品者だけのようで、下ろした瞬間に「下ろしました? どうぞ。」と。
さらに安値で落とせたのですが、まあ、してやられたわけで。競りというのは化かし合いですから。
白黒ブチの雑種。シバとトカラのミックス同士という話でしたが、山羊は大半雑種なので本当のところはわからず。生後2週間のオス。
母親はかなり小さかったので成長すれば、それより少し上回る程度かと思われます。
一夜でベタ慣れ。生みの親より育ての親を実感。
感染症の恐れのある夏場でもあり、移動以外は基本、屋内に箱入り息子として置いておくつもりです。
体重1,7キロ。3日で0,2キロ増。人工哺乳も比較的スムーズに行き、順調に増加。
口先が尖っているので、乳を押して出すのが習性。吸うのははじめは難しいようですが、上手になってきています。
ついついヤギスケと呼んでしまいますが、名前は牛柄なのでウシオ(牛男)。
はじめはドイツ語でありがとうという意味のダンケに決めていましたが、呼んでいてなじまず。
ダンケという柄ではないかなと。
ヤギスケは美人薄命でしたが、ウシオはブサイク(ブサカワ?)なので元気でいてくれることを願っています。
以後、お見知り置きを。
