《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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正しさより優しさ
2014.08.09
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先日、うしお君を知人の女性に会わせてきました。
大変喜んでくださり、子ヤギの存在感のすごさを思うと同時に、人は正しさより優しさを求めるものだと再確認することに。
正しさとは根本的変容であり、自身で洞察して変わるという在り方を指します。
しかしそういうことは面倒くさいもので、恐怖や不安を起こさせるのでやりたがる人はいない。
他者から与えられる心地よさを喜んでも、主体は自らにはない。
うまくいかない生きづらさは自身の在り方によることが多いものですが、それは見ようとしない。
喜んでくれるのはうれしいことですが、そこにしか反応しない精神というものもまた同時に思わされるもの。
人が喜ぶことをしてあげることは喜ばしい。そこまではいい。
しかしどういうことが喜ばれるかはわかっていても、本当に与えたいものは与えられない。
当人が目を背けているもので、こちらからは見て取れるだけにもどかしさはいつもあり。
暗いよりは明るいほうがいいので、その程度の手助けはさほど難しくはありません。
優しさから正しさまでは天地ほどの差があり、応急と根本的な処置の違いとも言えます。
優しい人は良い人ですが、優しい人は正しい人とはかぎらない。
善人は多からずとも存在しますが、真人は皆無に近い。
結論としては、この世では真実を伝えるより優しさを与えたほうが円滑に生きられるということになります。受け取れないものより、受け取れるものを与える。
you tubeに「ミニヤギうしお」シリーズをいくつかアップしました。
https://www.youtube.com/channel/UCcfeFdiRq7paJ50ZGuInOIQ
・ミニヤギうしお ワイン好き
・ミニヤギうしお 個展でシンクロ
・ミニヤギうしお カフェ昼行灯にて
・ミニヤギうしお 菩提の滝にて
・ミニヤギうしお 菩提の滝にて2
の5本。
滝の途上で水を汲みに来られた方と立ち話。
ヤギを何度か飼っておられたそうで、ただ「ヤギは急に死ぬからかなんな。」と。
たしかに、ヤギを飼ってこられた方たちの多くが経験しているのでしょうね。
台風が近づいてきております。あまり外に出ないようにしましょう。
本の出張買取は台風が去った後にお伺いいたします。
予約のご連絡は随時受けつけております。
写真は書道字典をあご乗せに使ううしお。
