《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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警察との応酬
2014.10.27
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移転してから1週間が経ちました。
ようやく整理もある程度進み、これから本格的に実働いたします。
城陽は近所に山羊を散歩させるところが多く、個人のお店が少ないのが残念ですが住みやすい町だと感じています。
城陽近辺はもちろん、近畿全域をカバーしておりますので本の整理はお気軽にご連絡ください。
さて、動きのあるときというのは何かが起きるもの。
あまり関わりあいたくない警察との応酬が2件ありました。
1つは以前こちらでも書いたように、古物商の免許書き換えの件。
移転してから元帳のある警察署に出向いて申請しなければならず、かつ交付までに2週間かかり、これまた免許証を貰い受けにいかなければならないとのこと。
城陽警察署と北警察署ともに確認したのでどうしようもない。
しかし、北警察署に向かう途上で、なぜ移転先の城陽警察署では駄目なのか、やはり腑に落ちないので京都府警本部に確認しました。
はじめに電話に出た相談員が詳しい者から折り返し電話させるというので名前と電話番号を伝えました。
すると10分程度でおそらく府警の役職が上であろう方から連絡があり、原則はそうだが柔軟に対応できるとのこと。「えっ?」と思わず聞き返す。
すでに北警察には連絡してあるので、交付もその日のうちにさせるように指示しましたと言う。
何と対応の早い。今後のこともあるので城陽警察署にも連絡したと。
北警察署に着くと、担当署員の態度の変わりよう。謝罪はありませんでしたが、しょぼんとしておりました。結局、一般市民でなく上にばかり目が向いているということなのでしょう。
30分程度で書き換え完了。
もう一件は交通取締り。
移転日の数日前に一旦停止違反。当日城陽に向かう途上でスピード違反。ともに原付で1点減点の違反。
しかし取締りは取締りのための取締りで、実は交通安全とは何のかかわりもありません。
安全運転であったとしても、9割以上、捕まるようなところで取り締まる。
なぜなら、1年間の違反金の目標をすでに設定してあり、その数値に到達するためにやっているからです。
癪に障るので捕まるのを承知の上で、逃走を試みました。
15年程前にはパトカーを巻いたことがありますが、白バイが来ると逃げられない。
それにしても追ってくる白バイのガラの悪いことといったら。「待て、こらあ!」を繰り返しながら「店の名前覚えたぞ、金適堂!」と間違えて呼ばれる。
こちらは、一旦停止、一方通行をしっかり守りながら逃げる。白バイは赤信号も無視で追ってくる。10分程度のチェイスの後に止まる。
「俺の上司轢いたらタダじゃ済まさんぞ!」と。
道で腕を広げて制止する警察官の横をすり抜けましたが、もちろん轢くつもりなどなく余裕をもっておりました。
事故はしませんよと言うと、「なんでそんなに自信があるんや!」と。25年原付に乗って長年新聞配達でカブを運転し、無事故で保険も18等級まで上がっているので。
「俺が事故したら、俺の嫁はん、子どもの面倒見てくれんのか!」とわけのわからない理屈まで言われる始末。
上司の警官から聞かれたのは、「なぜそんなに冷静で逃げられるんですか? 今までではじめてのタイプです。」と。定年間近に見える方が見たことがないタイプだそうで。
大体は自分の身を守ろうと逆上して逃げるのでしょうが、ただこちらは逃げると決めて逃げたから冷静なのであって、冷静でなければ事故を起こしてしまうかも知れずポテンシャルが落ちるので冷静になるしかありません。
「たった1点でなぜ逃げたのですか?」という質問には、「取締りのための取締まりだからです。選挙の白紙投票と一緒。」と。当選者(捕まること)は自明ですが白紙投票(逃走)してみたということ。
バイクに名前が書いてあるので「会社の印象が悪くなりますよ。」と言われましたが、見ている人にとっては白バイのほうがはるかに印象が悪かったのではないでしょうか。
あの白バイも国家権力と同一化しているからこそあれだけ横柄な態度が取れるので、自分ひとりならそこまでやれるでしょうか。
これもまた、市民より上しか見ていない典型でしょう。
捕まることを覚悟で逃げましたが、結局1点違反で済まされました。
褒められることでも自慢することでもありませんが、決して反省するようなことではないと思われます。
もちろん警察官にもいろいろな方がおられます。
ただ、できれば基本的に関わりたくはなく。不思議と移動の時期には何かが起きますね。
ちょっと殺伐とした話でしたので、うちのマスコットキャラクター金次郎さんとうしおさんをどうぞ。
城陽に移転しましたが、今後とも彼らともどもよろしくお願いいたします。
ヤギ踏みて食み踏みて食む散落葉
ヤギ囲む園児わらわら落葉拾い
野分去る公園ヤギのフレーメン
注:フレーメンとはヤギが唇をめくってにおいを嗅ぐこと。
