《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 | 日記 | 正座する仏

◎近畿一円、出張いたします。 一般書から学術書・専門書、現代から江戸(和本)まで。

Top >  日記 > 正座する仏

《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記

正座する仏

2014.11.03

雨そぼ降る中、宇治の三室戸寺へ。当店からは20分ほど。
まだ紅葉には早く天気も良くないため、休日でもさほどの人ではなく。

今月土日祝のみ、めずらしい正座する仏像の後姿、つまり足の裏が見ることができる(写真)。
大原の三千院もそうですが、阿弥陀如来の脇侍である観音菩薩と勢至菩薩が正座をして衆生を出迎えています。藤原時代の作とのこと。
正座する仏像自体がずらしいのですが、その後姿が見られるとあって静坐する者としては行かざるを得ません。
とはいえ、収蔵庫も閉まっており、受付に問い合わせると鍵をもって今から開けるから建物の前で待っていてと。
大して宣伝もしておらず、希望者が来れば開けにいく。参拝客も知らなければ気がつかないでしょう。しかも、追加料金300円。

しかしながら、私にとっては実に見ごたえのある仏像でした。
鳩尾がくびれ、ゆったりした坐り姿に感心しきり。
観音菩薩の足裏は衣から半分、かわいらしくちょこんと出ておりました。
観音像は未開蓮(開いていない蓮の花)をもち、勢至像は両手を軽く合掌させる蓮華合掌。
両菩薩の目立つ違いはそれくらいで、後は見た目には違いがないように思われます。

ちなみに、毎月伏見稲荷の近くで静坐会が行われています。
今月は23日(日)の10時半から。
今月から静坐の辞を私が唱和してからはじめることとなりました。
ただ坐るだけの静坐の何がおもしろいのか。
詳しくは下記をご覧ください。気になる方は坐ってみてください。
たった5人程度のいつなくなるかもわからない小ぢんまりとした静坐会です。
http://www.seizanotomo.jp/

それにしても、城陽は宇治の隣なのに世界遺産もないので観光客も来ず、京都と思われていないようです。宇治は知っていても城陽? どこ?という感じで。
もちろんガイドブックに載ることもまずない。南は宇治まで。
城陽の名前の由来が気になって調べてみました。”城”とありますが、城があったというわけでもなさそうなので。
京都府南部のこのあたり一帯は山城国と呼ばれ、本来は山代、山背という記載でした。
奈良から見て山の背だから山背。日陰者の印象ですね。
それが都が平安京に移り、桓武天皇が山が城の形をなすとのことから背を城、そして陽の当たる土地ということで城陽ということになったようです。
ヤギを散歩させる場所にも事欠かず・・・ なのですが、のんびりとは行かず。
私の後ろをヤギがついてくる、その後ろに子どもたちがぞろぞろ、周りに人がわらわらという状況にすぐなってしまう。
個人のお店が少ないのが残念ですが、大型店舗がすぐそばにいくつもあるので、買物には不自由しない。まだ2週間ながら、駅の傍でも閑静で過ごしやすいと感じています。
ただ、次第に晩秋を感じさせる寒さに。この冬は過ごしやすいことを願っています。陽のあたる場所、というくらいですから。

ミニヤギうしおシリーズ
you tubeに2本アップしました。

・ミニヤギうしお 薬師丸ひろ子を聴く
https://www.youtube.com/watch?v=Kwqs9_ZziMM

・ミニヤギうしお 葉っぱ→おしっこ→葉っぱ
https://www.youtube.com/watch?v=e2trp7fAdEY

正座する仏

日記一覧へ戻る

【PR】  ハローストレージ馬込町パート1  銀座Secret(銀座シークレット)  リラクゼーションマッサージ 山科 お悩みなら り・ふぁいん東野店 (肩凝り 山科 腰痛 山科)  吉井美賀ピアノ教室  雑貨屋Ten6DUCA