《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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夢を句に
2015.04.22
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花粉症咳で肋間神経痛
スギではなくヒノキでしょうか。
今月中旬より、鼻づまりと咳がして、左の肋骨の下が痛み出しました。
おそらく咳による衝撃だと思われます。
少し落ち着いてはきましたが、はじめてのこと。
そのため眠りは浅くなり、あまり夢を見ないのですが時折見るように。
昨夜の夢は、夕暮れ時に空を見上げて、私が少女二人に「宇宙船団だよ」と言うと、「ほんまや」と。
宇宙船団と見えたのは実は、木になっているミカン。4つの実が夕空に浮かんでおり、変性意識を夢の中で体験していたのでした。夢ももちろん変性意識なのですが。
夕方は黄昏。黄昏は「誰そ、彼」から来ているように、明瞭から不明瞭へと移り変わる時。
この世からあの世を思わせる。気温も急激に下がり、自律神経も乱れやすくなるのもこの時分。
夢の中でその光景を詠んでみました。
夕空に宇宙船団みかん四つ
夢の中ですので、普段あまり詠まないような句ができました。
しかも季節はずれ。
昨日、うしおに草を食ませていた公園での句
春光や鳩佇める一隅に
春日射す鳩の佇む一隅に
同じ意味なのですが、前者のほうがピンポイントに鋭く光が当たっている感じがし、後者はやわらかでのどかな光。実際に見たのは前者です。鳩ののどかなイメージとは違う鳩を見たので、句に詠んでみようと思った次第。
ちなみに、俳句関連、とくに句集は古書としての価値は残念ながら低いものがあります。
文学は総じて下落が激しいのですが、とくに俳句、短歌、川柳といったものは論考や研究書でないかぎりは古本の需要は少ない。
写真は2週間ほど前のうしお。
おむつに桜の花びらをつけて帰ってきました。
