《古書・古本の出張買取》 ロバの本屋・全適堂 の日記
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a ladyに戻れぬ人や木葉髪
2017.01.12
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マフラーのぐるぐる巻の蛇ぎらひ
蛇嫌いの人が巻き付けているマフラーが蛇だったらという想像から。
a ladyに戻れぬ人や木葉髪
木葉髪は冬に多いとされる抜毛を木の葉にたとえている季語。
男女の区別は書かれ…
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寒さゆえ許せ紅茶が凍っちゃう
2017.01.11
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今日は俳句としては邪道な三句。
寒さゆえ許せ紅茶が凍っちゃう
もう川柳ですね・・・
水洟や嚔や咳やデトックス
掟破りの季語&切れ字の三段重ね。
鼻水、くしゃみ、咳は異物を排除し、熱を上げて代謝をよ…
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獅子褪せて若水風呂へ注ぎをり
2017.01.10
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去年今年柚子尽くるまで柚子の風呂
銭湯にて。
冬至で用いた柚子風呂が余っているようで、おそらくなくなるまで柚子湯。
獅子褪せて若水風呂へ注ぎをり
若水とは正月に井戸から汲み上げた水。
通っている銭…
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霹靂の無音岡本太郎の忌
2017.01.09
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大正のランプシェードや枯蓮
出張のついでに、ひさしぶりに北山の植物園へ。
蓮の見事な枯れっぷりに大正時代のランプシェードのたとえが浮かびました。
「ウメコウジ、コウエーン!」叫ぶ冬休み
梅小路…
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見上げたる狐見下ろす馬上かな
2017.01.08
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見上げたる狐見下ろす馬上かな
本当は年が明けたので騎馬始めなどと言いたいところ。
しかし脊椎に負担がかかるだろうとのことで乗馬を控えています。
これは以前目にした光景を句にしてみました。
山を歩いていてば…
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書初は脊椎の二字元魚
2017.01.07
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カチカチの筆もほぐれて吉書かな
書初は脊椎の二字元魚
書初めをいたしました。
去年書初めをして以来なので1年ぶり。
いつも筆がカチカチにかたまっているのでそれをほぐすところから。
「脊椎」とは書…
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北大路通挟んで雪の有無
2017.01.06
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北大路通挟んで雪の有無
京都の方はおわかりでしょうが、通りを一つ隔てるごとに気温が変わります。
上へ行くにつれて冷えるのですが、北大路通から急に冷える感じがしますね。
下京はなんともないのに、上京は道が…
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白息のリズミカルなる笑い声
2017.01.05
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白息のリズミカルなる笑い声
白い息に連れてあとから笑い声が聞こえてくる。微妙な時差。
『あの日』問ふ科学者を問ふ読はじめ
小保方晴子さんの『あの日』を読みました。
あの日に戻れるなら、あの日はいつだ…
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犬猫も来る初詣山羊も来る
2017.01.04
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3日ともなれば、地域の小さな神社であればそれほど人も多くはなく。
遠くから眺めるだけだった初詣には、例年少し落ち着いた3日くらいに行きます。
当店のマスコットキャラクターである山羊のうしおを連れていくので…
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気の海といふ丹田へ淑気満つ
2017.01.03
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気の海といふ丹田へ淑気満つ
臍の下に位置するという丹田は気海丹田とも言います。
静坐ではその一点にゆっくりと気を満たしていく。
新年の厳かな淑気を迎え入れてパワーアップしたいものです。
ケロリンの…